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セレンディピティのemichanです

投稿日:2019年8月4日 更新日:


各種講習と雑貨の店 セレンディピティ
各種講習と雑貨を販売しているセレンディピティ

はじめまして! セレンディピティのemichanです。

私は、ブログやFacebookなどのSNSを通して、ネット上に情報を発信しています。

もともとパソコン大好き人間で、Windows 95で地域新聞を創刊して以来の、取り組みです。

現在は、各種講座と雑貨を販売する「セレンディピティ」を経営しています。

セレンディピティでは、ギター教室や習字教室がありますが、主には編物教室や織物教室など、物づくりの講習を行っています。

なぜ、この店舗経営の道にいるかと言えば、やはり、私が人生の中で選択したことをトータルした形として、この道にいるのだと判断します。

ここでは、これまでの私を振り返りながら、今、どのような信念で仕事と向き合い、何を目指しているのか話題にしたいと思います。

ざっくり見出し

  • 幼い頃に見た女の立場
  • 高校生時代の読書歴
  • 地元の結婚後に見た新婦の表情
  • 家出・・自立を目指して
  • 結婚生活の中の私
  • 再就職
  • 起業

幼い頃に見た女の立場

私の生まれは、宮崎県の西都市という田舎です。現在は市になっていますが、私が育った頃は、町を中心に周りは田や畑の農村地域でした。

私の父母は、高知の生まれで、和紙の製造の為、水のきれいな一っ瀬川の地に移住してきたと聞いています。

人を雇用して、和紙製造業を大きく営んだようですが、私が小学高学年になるころ、周辺の農地を購入して、慣れない農業に転業しています。

中学時代
バレー選手だった中学時代

農業の経験のない父は、農作業に必死に取り組んでいました。

母や姉達も農作業に出るようになり、夕食作りは私の役割になってきました。

すると、食費などのお金の管理が父にあり、父から出費してもらうのに、伺いをたてる始末です。

和紙の製造をやめた父の懐は厳しく、なかなかお金がもらえません。

母は、何をするにも父に了解を得ていました。

「あぁ、母ちゃんはお金を持ってないんだな・・・」

父と母が、お金のことでケンカすることが多くなったある夜、母が台風で増水した川に向かって、泣きながら走りました。

私も泣きながら後を追いました。

「母ちゃん、母ちゃん」

心が叫んでいた時の私の悲しみの深さは、はかり知れません。

弱い母の姿を見ながら感じていました。

家庭においても、経済に関しても女の立場は、何か違うなあ・・・と。

このことは、私の生きる原点になってしまいました。

高校生時代の読書歴

私は、マンガ好きでした。

小学生の頃は、学校近くに貸本屋があり、休み時間に学校を抜け出し、貸本屋に行っていました。

今の時代では考えられない行動ですよね。

小学校のマンガ好きが終わって、中学生では日本文学にはまっていました。

図書室が好きな私が、ある日手にしたのが「落窪物語」。

継母にいじめられる美しい娘の物語でした。

美しい娘に嫉妬して、下男に娘を辱めさせようとする継母。

田舎娘の私には、衝撃的でした。

初めて性のことに触れたのです。

しかも、単に男女間の体の欲に、衝撃を受けたというだけでなく、女性そのものが一人の人間として、認められていないということを敏感に感じたのです。

高校生になった私は、休み時間のほとんどを図書館で過ごす学生でした。

何を読んでいたのかと言いますと、人間とは? の答えを示してくれる内容の本です。

ほとんど西洋文学の領域のものです。

この本の中で、社会を知り、性欲を知り、女性が受けてきた差別などなどを知った訳です。

高校3年生のとき、『第二の性』を手にして、

「私は、一人の人間として生きる」

決めちゃったですね・・・

困難な道を歩く選択を、したのかもしれません。

何かにつけて、自分を叱咤して、人に本音を出したり、親切心に甘えることができない私として、50代くらいまで生きていました。

本当に、自立した人間として成長したかは、疑問です。

地元で見た結婚後の新婦の表情

結婚は、幸せな人生の始まりのように思っていた、若かりし頃の私です。地元で就職して、地元の若い人たちと交流していました。

そんなことで、結婚の数日後に行われたお祝いの席に、招待されました。

新婚ほやほやの新婦は、幸せいっぱいの表情と思いきや、暗い!

「どうして? お姑さんたちと同居だから・・・?」

幸せそうではない新婦の表情を見た翌日、私は、汽車に乗っていました。

「今、誰かと結婚したら。私も同じ表情になるかもしれない。いやだ!」 

1人の人間として、物が言える人間にならないと、差別され、疎かにされる自分になると思っていましたね。

この時分の私は、地元で働いていましたが、子どものときから好きで見ていたテレビドラマ「事件記者」の影響で、新聞記者になりたいという夢を持っていました。

家を出ると決めたとき、胸にはむらむらと、記者になるという夢が湧き上がっていたのです。

全く新しい人生の始まりでしたね。しかも、困難で、寂しい選択でした。

家出・・自立を目指して

記者、編集者への夢を、胸に描いて見た車窓の風景は、印象深く覚えています。

テレビドラマの事件記者のようにバリバリと記事を書き、良い本の編集者になって、名前も売れて有名にもなりたい・・・はてな?の夢を車窓の景色に重ねていました。

純粋な若者でもあったのです。

でも、名古屋の知人に紹介していただいて、就いた職は、寮の有る病院の窓口事務でした。

夢は、忘れてしまい、事務をしながら高等看護学校に進学。

学びに夢中になって、素晴らしい看護師、プロとしての看護師を目指したにも関わらず、国家試験前に結婚を選んでしまった愚かな私です。

自己確立できていないまま、結婚した私の、自身への失望感は大きかったようです。

結婚生活の中の私

私を家出に駆り立てた、新婦の表情を理解する生活現場に、突入した訳です。

私は、夫と二人の新婚生活を始めました。

でも、すぐに新婚ホヤホヤって感じではなくなりました。

「どうして、私が夫の靴を磨いて、夫は靴が自分の前に揃うのを待っているの?」

なんて、疑問が・・・

夫の性格からして、私との結婚は、幸せ半分の人生の選択になってしまいました。

常に、夫の言葉や行動に対して自分の判断が出てしまう、厄介な妻でした。

孫と一緒
二人目の孫誕生

まあ、今でもそうですけど・・・ね。

今では、生きる中での学びもあって、若い時ほどではありませんから・・。。

子育てが終わるころになると、私も再就職の機会を得て、念願の出版会社に勤務。

再就職

出版会社に勤務するようになって、最終電車で帰る日々も10年程過ぎました。

書くことも、編集長の毎日の怒鳴り声のお陰で、少しは、読んでもらえるようになりました。

この職場は、男女の差別は、感じませんでした。

企画、取材、記事を書く、編集するなど、その力で仕事は進み、あなたは女だから・・・なんて言葉で優遇されることも、冷遇されることもなかったように思います。

編集者として携わった健康情報誌

でも、健康情報誌でしたから、なかなか買って、読んでは貰えないこと。

発行部数は、伸びません。

「健康の本を読むと、自分の症状が、当てはまるのではないかとおもって、恐いのよ」

正しい知識を持てば、ガンだって怖くないのに・・・

そこで、何時しか自分で家庭に配布する新聞を作りたいなあ、と思うようになりました。

思ったら、行動してしまう私ですから、退職をして、自分で新聞づくりに取り組むことにしました。

更なる、困難な選択をしたように思います。

起業

最初の起業は、神戸デザートアイランドの店長募集に応募して、ケーキ屋さんです。

なぜ、起業したか?

新聞を発行する資金が欲しかった・・・ですね。

出版会社を退職して、商売などの経験がない私が、ケーキの販売を始めたのですから、結果は、分かっていました。

賞味期限がある食品の販売です。

翌日、廃棄するのがもったいなくて、おやつに食べていたら、クスクス笑いされるほど、太ってしまいました。

2年ほどで廃業しました。

この頃には、地域新聞を創刊していました。

『月刊新聞 かしわwomen’s life』

ケーキ屋さんを廃業したときに、夫は定年して、退職金から300万円の資金提供をしてくれました。

あぁ、当時は感じていませんでしたが、今、感謝の気持ちです。

このお金を元に、新聞の発行を続けました。

資金がなくなるころに、保健所に嘱託として5年間ほど勤務して退職。

このとき、雇用保険を受給し、さらに国の雇用促進政策の一環として設置されているポリテクセンター茨城で、生産経営実務科を学び、再度、起業を選択しました。

ここからがセレンディピティの現在への歩みになりました。

まだ、月刊新聞の発行は続いていて、120号を発行したころに廃刊としました。

セレンディピティの開業は、この月刊新聞と大きく係っています。

『月刊新聞 かしわwomen’ life』の1ページの記事は常に「いきいきウーマン」。

120人ほどの地域で活動する女性を、取材して紹介したことになります。

「地域を支えているのは、女性なんだなぁ・・・」

この思いが、セレンディピティ開業の起点です。

地域で活動する女性たちを少しでもサポートできれば・・・の思いもありましたが、結果的には、まだ、何もサポートできていません。

起業して13年。やっとセレンディピティは、経営の何たるかを学んだ店主(私)を得て、歩みだそうとしています。

このセレンディピティの成長で、より大きく地域を支える力になりたいという思いが、今、仕事に向き合っている私の信念だと言えます。

苔玉教室

セレンディピティの前面の貼っている教室案内のポスターを見ながら

「何かやりたいけど、何をやったらいいのかわからないのよね・・・」

こう、話される方が、多いんですよね。

人生の始まりには、楽しい学びの場「幼稚園」があるのですから、人生の終わりにも楽しい学びの場が必要だと思いませんか?

このブログは、セレンディピティを、楽しい学びの場に成長させるために必要と考えて、情報を発信していきます。

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  1. こんにちは、これはコメントです。
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